車椅子ユーザーを中心とする障害者専門の訪問パーソナルトレーニングサービスを展開する株式会社ユニバーサルトレーニングセンター(東京都渋谷区)は、車椅子ユーザー専用のオンラインフィットネス「SIT-FIT」をリリースした。
ユニバーサルトレーニングセンターは2019年に創業。これまで脊髄損傷、頸髄損傷、脊髄梗塞、脳性麻痺、髄鞘形成不全症、脊髄性筋萎縮症(SMA)、外傷性脳損傷などの車いすユーザー40名以上に対して、約4,000回以上の訪問型パーソナルトレーニングを提供してきた。
車椅子ユーザーは、日常生活における運動機会が健常者と比較して著しく少なく、常時車椅子上で生活するため慢性的な運動不足になりやすいという。その結果、もともとの障害の症状悪化に加え、二次的な健康リスク(二次障害リスク)が問題となっている。
そうした課題背景を受け、同社はこれまでのパーソナルトレーニング提供等で培ったノウハウをもとに、車椅子ユーザー専用のオンラインフィットネス「SIT-FIT」を開発した。SIT-FITのプログラムは5つの要素(機会・把握・指導・交流・学習)から構成され、運動習慣のある健康的な生活に繋げるための支えとなることを目指す。
コンテンツとしては、座ったままでできるエクササイズ動画「SIT-FIT Video」を100種類以上制作し見放題で提供するほか、質問に答えるだけで見放題の動画の中から独自アルゴリズムが最適な動画を選定しパーソナルプログラムを作成する。またライブ配信によるオンラインフィットネスや、車椅子ユーザー向け情報発信、基調講演なども動画配信する。利用は月額980円からとなっている。
SIT-FIT
https://www.sit-fitness.info/
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