RIZAPグループ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:瀬戸健)は、2026年8月31日、韓国・ソウル特別市の江南(カンナム)に、新業態「RIZAP LOUNGE(ライザップ ラウンジ)」の1号店「RIZAP LOUNGE 江南店」を出店した。同社が「都市型ワーク&セルフケアラウンジ」と呼ぶ業態で、2027年3月期の新成長戦略の一環として海外展開強化に注力するなかでの韓国進出の第1号店となる。
「RIZAP LOUNGE」は、ワークスペースの中に日常的な運動を融合させた複合的なサービス。休み時間に積極的に運動を取り入れた方が疲労回復と作業効率の改善につながるという「アクティブレスト」の考えを全面的に取り入れ、「働く&整える」をシームレスにつなぐ空間として、仕事や読書、勉強などのスキマ時間で体を動かす健康的なライフスタイルを提案する。同社は、一般的なコワーキングスペースやカフェよりも集中でき、ジムより手軽に運動でき、ラウンジより高い実用性を持つ多目的な空間だとしている。
施設は1階・2階の2フロア構成で、店舗面積は69.74坪(1階33.67坪、2階36.07坪)。多目的な空間であることから、ゾーンごとに配置するサービスを明確に分けた。1階「Active & Refresh」は、エントランス近くにパソコン作業や読書などができるオープンワークスペース「リフレッシュゾーン」を設け、セルフ形式のコーヒーマシンを備える。
奥の「アクティブゾーン」にはトレッドミル、クライムミル(階段を上る動きを再現した有酸素マシン)、高精度体組成計を設置し、スキマ時間の運動やコンディションの可視化に対応する。ストレッチゾーンのほか、日本のお菓子等の販売を予定する自動販売機も置く。



2階「Quiet & Premium Recovery」は、静かな環境を追求した「クワイエットゾーン」に一人用の集中個室と複数名で使える会議室を配し、「プレミアムリカバリーゾーン」にはマッサージチェアを設置した。パウダールームも備える。パウダールーム、マッサージチェア、会議室は「RIZAP LOUNGE」アプリからの予約制(1枠30分)となっている。
営業は基本的に24時間(テナント規制・メンテナンス等により24時間営業ではない日や休館日もある)。料金は月額フレックスプランが198,000ウォン/月、6か月プランが960,000ウォン/6か月(月あたり160,000ウォン)、12か月プランが1,584,000ウォン/12か月(月あたり132,000ウォン)、1Day Passが40,000ウォン/日。日本の「RIZAP」および「chocoZAP」の会員であっても、利用には別途会員登録が必要となる。


出店地の江南について同社は、高層ビルが立ち並ぶオフィス街であり、洗練されたショップが集まるトレンドの発信地でもあると説明する。新論峴(シンノンヒョン)駅4番出口から徒歩約2~3分の立地で、仕事の合間に短時間で立ち寄るなど、日々の生活動線の中での利用を想定した。空間デザインは、K-POPアイドルのクリエイティブやポップアップショップを手掛ける韓国のデザイン会社「ofr Design Studio」が監修・施工し、木目調のインテリアとやわらかな間接照明を取り入れている。
出店背景として同社は、韓国の就労実態と働き方の変化を挙げる。RIZAPグループによると、韓国の年間労働時間は1,872時間でOECD加盟国中7位と、長時間働く習慣が根付いており、心身のコンディショニングやセルフケアへの関心が高まっているという。韓国政府も「第三次精神健康福祉基本計画(2026~2030)」を策定し、深刻な不調に至る前の予防的ケアを主導する動きを見せているとする。一方で、韓国の都市部ではカフェやコワーキングスペース等を活用するノマドワークが定着しているが、同社が独自に行った市場調査では「周囲の騒音で集中しづらい」「電源のある席が確保できない」といった課題が挙げられ、快適なノマド環境へのニーズが高いことが分かったという。
この「予防的セルフケア」と「快適なノマド環境」という双方の課題に対する答えが、ワークスペースの中に日常的な運動を融合させるアプローチだと同社は位置づける。根拠のひとつとして、職場において運動が習慣化している人は仕事のパフォーマンスが約8%高く、働き続けたくなる意欲も約24%高いとするスポーツ庁(日本)の報告を引いている。


今後は韓国1号店として、新規会員の開拓やサービス内容のチューニングを行いながら市場への浸透を図る。RIZAPグループは本業態をソウルなど大都市のオフィス街限定のサービスとは捉えておらず、住宅街や郊外のロードサイドなど人々の生活圏で柔軟にアプローチできる汎用性の高いモデルと位置づけ、生活動線に根ざした多店舗展開も視野に入れる。
海外戦略としては、アジア圏を中心に「chocoZAP(チョコザップ)」の出店に注力しており、2027年3月期までに海外最大150店舗の出店を目指す。国内では2,030店舗(2026年8月14日時点)を超え、出店投資と利益成長を両立できる事業モデルを確立したとして、この成長実績をグローバル各地へ拡大・ローカライズしていくとしている。
RIZAP LOUNGE 江南店
ソウル特別市 江南区 奉恩寺路 110 RDLタワー 1階・2階
https://lounge.rizap.co.kr/lp/



























