hacomono1億円調達、Coubicがheyグループ入り、フィットネスのDX企業が躍進

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企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が声高に叫ばれ、事実これからの経済においてはDXは更に進んでいくと見られている。フィットネス業界もベンチャー企業によってDXが推進されており、それらの企業の躍進が続いている。

hacomono運営のまちいろ1億円を調達

hacomono運営の株式会社まちいろは、ALL STAR SAAS FUNDを引受先とする第三者割当増資を行い1億円を調達した。

hacomoのインターフェース
hacomoのインターフェース
https://www.hacomono.jp/

hacomonoは、フィットネスクラブ向けの顧客管理・予約・決済システム。体験予約や入会、レッスン予約だけでなく、QRコード会員証やセルフチェックイン、入退館、物販などフィットネスの店舗運営に必要な機能が一通り揃っている。初期費用20万円、月額3万5000円/店舗から利用が可能。2019年7月のサービス開始から利用企業を増やしており、現在80店舗が利用している。

利用企業はClub Pilates Japanや東急ゴルフスクール、JUST FIT 24、b-monster、アンダーアーマーなど有名企業も目立つ。足元の導入も順調に進んでいるようで、今回調達した資金を元に今後さらなる拡大を行っていく予定だ。

Coubic(クービック)はheyグループ入り

店舗・サービスの予約システムを提供しているCoubic(クービック)は、8月4日heyグループに入ることを発表した。

クービックは予約システムを核として、美容室やフィットネスジム、リラクゼーションサロン、貸しスペース、イベントなど様々な業種にサービスを提供しているが、フィットネスクラブの利用企業が多いサービスだ。毎月1,000社以上が導入し、これまでの導入実績は80,000社を超える。

クービックの利用企業例
クービックの利用企業例
https://coubic.com/biz

利用企業には、ルネサンス、セントラルスポーツ、ゴールドジムなど大手のフィットネス事業者が並ぶ。予約システムの「Coubic for BUSINESS」は無料から利用でき、機能や規模によって月額4,980円〜月額50,000円の価格が用意されている。

機能としては、他業種向けに提供していることもあり汎用性の高い機能となっているが、予約以外にもネット決済や顧客管理、会員向けアプリ、Zoom連携、予約カレンダーのHPに埋め込みなど、フィットネス業界にとっては便利な機能が多い。

Coubicを買収したheyグループは70億円の資金調達を実施

hey社は、ファストECプラットフォーム「STORES(ストアーズ)」と決済サービスを提供する「コイニー(現STORESターミナル)」が経営統合して誕生した企業だ。

heyはクービックの全株式買収と同時に、シリーズEラウンドとして米投資会社の Bain Capital、香港投資会社の Anatole、Goldman Sachs、 PayPal、YJ キャピタル、既存株主のWiL等を引受先とする第三者割当増資を実施した。報道によると引き受けたBain Capitalだけで70億円規模の引受となるようで、総額は100億円近い調達と推測される。

クービックはheyグループ入することで、グループ全体のあらゆるリソースを活用することができ、さらなる成長を模索できる。一方でhey社は物販に加え予約管理システムという商品を顧客に提案できる。また物販だけでは獲得できなかった業種(それこそフィットネス業種等)をグループの顧客とすることができるため、相互のシナジーが見込めそうだ。

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