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2025年10月6日 フィットネス業界ニュース

ボクシングフィットネス「ZEAL BOXING FITNESS」2.9億円の資金調達を実施、500店舗に向け出店を強化

ボクシングフィットネス「ZEAL BOXING FITNESS」を展開する株式会社ZEAL(本社:東京都渋谷区、代表取締役:渡會雄一)は、シリーズAラウンドで総額2.9億円の資金調達を実施した。リード投資家のXTech Venturesに加え、ニッセイ・キャピタル、既存株主のW fundから追加出資、複数の個人投資家を迎え入れた。

ZEAL BOXING FITNESSは「Punch and Smile 動けるカラダは美しい」をコンセプトに、初心者でも通いやすいボクシングジムとして、1年で全国35店舗を展開し、すでに日本全エリアでフランチャイズ加盟契約を完了(全国8地方区分すべてにおいてフランチャイズ加盟契約が成立済み)している。有料会員数は1年で約10倍に増加しており、都市圏のみならず地方都市への出店も進んでいる。

矢野経済研究所の調査によると、国内フィットネス施設は12,543件が存在する一方で、ボクシングジムは279件にとどまっている(一般財団法人日本ボクシングコミッション調べ)。同社は、この市場環境を競合が少なく潜在成長性の高い「ブルーオーシャン市場」と捉えており、事業拡大を進めている。

今回、調達した資金は「ZEAL BOXING FITNESS」の店舗拡大および本部機能の強化を目的に、人材採用や事業開発の加速に活用する。具体的には、2028年3月までに500店舗体制を目指したFC・直営の出店を強化する。また、事業推進・マーケティング・店舗オペレーション・管理体制など本部機能の整備拡充、アプリ・ウェアラブル端末・AIを活用したフィットネス体験の高度化およびeスポーツ化推進、新サービス開発、人材採用強化などに充てる。

今回のラウンドで追加投資を実行した「W fund」ベンチャーパートナーの東明宏氏は「前回に続き、追加投資させていただきました。この1年のZEALの加盟店契約の増加は目を見張るものがありました。ボクシングの持つ魅力、アクティビティへのニーズを裏付けるものだったと感じています。今回獲得した資金で、隠れていたユーザーの巨大なニーズを満たし、リーディングカンパニーとして踊り出てほしいと思っています。また、ボクシングの持つ素晴らしい価値をヘルスケアの面、エンターテイメントの面で、より進化させ、更に新しい価値を作っていってほしいと考えています。我々としても全力でZEALを応援していきます」とコメントしている。

株式会社ZEAL
https://zeal-b.com

山田太郎 山田太郎
ミールズ ミールズ