イマジニア株式会社は、Nintendo Switchソフト「Fit Boxing」(国内版)「Fitness Boxing」(海外版 発売元:任天堂株式会社)の全世界累計出荷販売本数(ダウンロード販売含む)が70万本を超えたことをプレスリリースにて明らかにした。
2018年12月 | Fit Boxing(国内版)発売 Fitness Boxing(海外向け)発売 |
2019年4月 | 全世界累計30万本突破 |
2019年7月 | 全世界累計40万本突破 |
2019年12月 | 全世界累計50万本突破 |
2020年1月 | 発売1周年記念イベント |
2020年4月 | 全世界累計70万本突破 |
既存フィットネスジムのオンライントレーニング参入に関するニュースが日々増える中、家庭用ゲーム機ソフトにおけるトレーニングソフトも活況であることが分かる。しかしジムが続々と参入しているオンライントレーニングのブームメントと違うのは、新型コロナウイルスの感染拡大によって人気化したのではない。
そもそも「Fit Boxing」シリーズは2018年12月の発売以来、着々と販売本数を伸ばしてきた。2019年7月には、家庭用ゲーム機向けソフトを通じては初となるスポーツ庁「Sport in Life」プロジェクトへの参画を果たしている。
新型コロナウイルス感染拡大を受け、販売の成長角度が「再加速」
「Fit Boxing」シリーズは、2018年12月の発売から約4ヶ月で30万本を販売してきた。しかし、その後は販売速度が鈍化、10万本の販売ペースは3ヶ月から5ヶ月に伸びていたが、2020年に入り新型コロナウイルスの感染拡大が世界的な問題になると一転、4ヶ月で20万本を販売した。
この「Fit Boxing」の再成長は、開発会社であるイマジニア株式会社の業績にも寄与しており、2020年3月19日に当社が開示した資料によると、売上高52億円→58億円、経常利益7.5億円→11億円へと上方修正を発表している。
「Fit Boxing」シリーズとは
「Fit Boxing」シリーズは、人気声優がボイスを担当するゲーム内のインストラクターに直接指導を受けながら、Joy-Conを使用してリズムゲーム感覚でパンチを打ち分けるボクシングエクササイズゲーム。
プレイ時の曲は実際のヒットソングを収録し、2人で一緒にプレイすることもできる。またプレイデータから消費カロリー等のデータも管理できるため、エクササイズソフトとして人気を博している。