東急株式会社が展開するレンタルジム業態「roobby-fit(ルービーフィット)」は、2号店となる「roobby-fit 不動前」をテストオープンする。ルービーフィット不動前店はLIFULL Architechが展開しているインスタントハウスを活用して運営される。
ルービーフィットのベースとなる事業「rooby」は、東急の社内起業家育成制度として生まれた機能特化型個室シェアサービス。「rooby」は、部屋(room)と趣味(hobby)を組み合わせた造語で、趣味の部屋を街全体でシェアするというコンセプトのもと運営されている。
その中で「roobby-fit」は、「運動ができる個室」をシェアできるサービスとなっており、スマートフォンから事前予約し利用することができる。ルービーフィット1号店「roobby-fit 雪が谷大塚」は2023年4月7日にテストオープンしている。
今回オープンする2号店の「roobby-fit 不動前」は、長らく未活用だった目黒線不動前駅周辺の高架下で開業され、東日本大震災での被災地支援をきっかけに名古屋工業大学大学院工学研究科の北川啓介教授の研究をもとに、LIFULLと名古屋工業大学との共同研究にて開発した新しい構築物「インスタントハウス」を活用して営業される。
インスタントハウスは、土地に定着していないため非建築物扱いとなり(行政判断によって見解が異なる場合もあり)建築物のような制約を受けないため、さまざまな土地に設置できる。テントシートを空気で膨らませ、内側から断熱材に使用されている硬質発砲ウレタンを吹き付け施工する。1棟あたり3〜4時間で建設できる。
東急のプレスリリースによると、鉄道の高架下は駅に近接した優れた立地条件にもかかわらず、工事を行う際の制約が多く、建築コストが嵩むことなどがハードルとなり未活用の土地が多くあるという。さらに高架下が活用されていないことで起こる不法投棄などが、一部の地域において社会課題となっている。この立地条件にインスタントハウスが合致したことで今回の「roobby-fit 不動前」の開業に至った。
開業する各部屋のイメージを見ると、room1は約15平米の広さにマルチマシン、鏡、ダンベル、ベンチ台を設置、30分750円〜1,300円で利用できる。room2には約20平米の広さにBluetooth接続が可能な音響機器や鏡が設置され、ダンスやヨガなどの運動に適したスタジオとして同様の料金で提供される。
roobby-fit
https://www.roobby-fit.com/
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