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2025年10月6日 フィットネス業界ニュース

パーソナルヘルスケアアプリ「Beatfit」がサービス開始から7周年、大幅アップデートを実施

パーソナルヘルスケアアプリ「Beatfit」を開発・運営する株式会社アリストル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:宮崎 学)は、Beatfitのサービス開始7周年を機に、大幅アップデートを2段階で実施する。第一弾は2025年10月1日に実施済みで、第二弾は2026年2月頃を予定している。

2018年のサービス開始以来、Beatfitを取り巻く市場環境は大きく変化した。同社によると、コロナ禍を経て、低価格帯ジムや24時間ジムの拡大によってフィットネス市場における「安さ」や「始めやすさ」を軸とした競争が激化する一方、継続的な運動支援やパーソナライズされた体験への需要が高まっているという。

また、働き方の多様化を背景に、「健康経営」への関心が企業の間で急速に拡大し、法人向け健康支援サービスへの需要も増加している。Beatfitは、これまでに約60万人のユーザーデータを蓄積しており、このデータをもとに、一人ひとりに最適化された「パーソナライズ体験」の提供を進めている。

今回の第1弾アップデートでは、まず全トレーナーのビジュアルを実写からオリジナルイラストへと刷新した。温かみと多様性を持つイラストを採用することで、ユーザーがトレーナーの性別や外見にとらわれることなくプログラムに集中できる環境を構築する。

また、クラスの難易度表示を従来の5段階から「初級・中級・上級」の3段階に簡素化し、直感的な選択を可能にすることで運動開始までの心理的負担を軽減する。さらに、特定条件達成で獲得できる「メダル機能」の上限を引き上げ、長期利用ユーザーにも新たな目標と達成感を提供している。

2026年2月頃に予定されている第2弾アップデートでは、生成AIを活用したパーソナルアドバイスプランを導入する予定。これにより、ユーザーの運動履歴や好みに基づいた最適なトレーニング提案が可能となる。加えて、健康に関する最新情報や生活に役立つ知識を提供する「ヘルスリテラシー向上コンテンツ」の追加も予定されている。

同社は、今回のアップデートを通じて、より個別性の高い運動体験と健康習慣の定着を支援し続ける。また、今後は生成AI活用によって得られたノウハウやユーザーデータからの知見を、法人顧客向けのコンサルティング事業やDX支援にも展開していくとしている。さらに、「ヘルスリテラシー向上コンテンツ」は法人向けセミナー事業へと発展させ、企業の成長支援に活用される見込みである。

Beatfit
https://www.beatfit.jp/

山田太郎 山田太郎
ミールズ ミールズ