オンラインのフィットネス業界誌

Twitter Facebook

セミパーソナル「FLATTE」運営ファノーヴァ、フィットネスのロールアップM&A・再生を推進

株式会社ファノーヴァ(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:舟久保 匡佑)は、同社のマルチブランド型フィットネス事業の拡張および組織体制の強化を目的として、既存投資家であるi-nest capitalに加え、みずほキャピタルを引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施した。あわせて、日本政策金融公庫、信用組合、みずほ銀行からのプロパー融資も実施した。

同社は、セミパーソナルジム「FLATTE」を起点に、直営運営、フランチャイズ展開、既存フィットネス事業の承継(M&A)を組み合わせた事業モデルを構築している。複数ブランドを横断しながら、運営や人材、オペレーションを共通基盤として再利用する設計を特徴としており、予約・決済・顧客管理を統合したOMO型オペレーションにより、運営の再現性を高めている。

また、同社はパーソナルピラティス事業を立ち上げ、直営による検証を経て、オペレーションや集客、人材育成をパッケージ化したフランチャイズ展開を進めている。女性専用24時間フィットネスジム事業についても、セミパーソナルやピラティス事業と共通の運営基盤を活用しながら展開している。

FLATTE店舗数推移グラフ

同社は「フィットネス事業のロールアップ・M&A」を戦略に掲げており、新規出店やフランチャイズ展開に加え、後継者不在や運営課題を抱える既存フィットネス事業の承継・再生にも取り組んでいる。東京都板橋エリアにおけるセミパーソナルジムの事業承継では、譲渡後早期にコンセプト設計の見直しを行うとともに、オペレーション改善や人材育成体制の再構築を実施。さらに、トレーナー育成を目的としたスクール事業の展開にも取り組み、店舗運営と人材育成を一体化したモデルの構築を進めた。

その結果、半年間で入会率は8割を超え、売上および会員数は約2倍に成長し、現在も安定した収益を生む事業として継続的に運営されている。また、FLATTEの継続率は一般的なフィットネスジムを上回り、業界平均では入会から6ヶ月後の継続率が約13%とされる中、同ブランドでは約90%の会員が半年後も継続し、12ヶ月後においての継続率は業界平均(3.7%)と比較して約20倍の差があるとされている。

こうした直営運営や事業承継を通じて蓄積された知見を活用し、同社は駒沢大学エリアにおいて女性専用24時間フィットネスジム「FLATTE24 駒沢大学店」をリニューアルオープンした。同店舗は女性専用サーキットジム「Bodybloom」を起点とする事業承継案件であり、ブランド再設計とDXの導入により再生された。同店舗では、受付の無人化やスマートフォンによる予約・決済、オンライン会員管理などの仕組みを導入し、既存会員はFLATTE会員として継続利用できる設計としている。売上および利益率は2倍に成長したとしている。

同社は今回の資金調達を通じて、人材育成や運営体制、ブランド基盤への投資を強化し、2026年以降の持続的な成長に向けた体制構築を進める。今後は、直営店舗、フランチャイズ展開、フィットネス事業承継を組み合わせたマルチブランド戦略を推進し、地域に根ざしたフィットネス事業の展開を進めるとしている。

株式会社ファノーヴァ
https://www.funova.co.jp/

関連記事

関連記事はありません