総合フィットネスクラブを展開する株式会社スポーツオアシスと株式会社ルネサンスは、福岡市と「バランスボールを活用した転倒災害予防実証実験にかかる協定」を締結した。
締結した協定では、福岡市職員100名を対象に、2024年5月中旬～8月中旬まで、オアシスが販売しているバランスボールを貸与し、事務椅子代わりに業務で使用、その実証にルネサンスが展開する「転倒リスク測定」を前後で行い効果検証する。転倒リスク測定だけでなく、日常の業務時間にできるエクササイズも対象者へ提供し、転倒リスク低減のための取り組み効果の実証も行う。
厚生労働省「第14次労働災害防止計画」によれば、労働災害の中でも転倒による労働災害が最も多く、近年その件数は増加傾向にある。また年齢別の発生状況においても、50歳代から60歳以上で転倒災害が急増する傾向にあり、労働者の高齢化が進む中で、職場での転倒災害の予防は喫緊の課題になっている。
こうした背景を受け、ルネサンスは展開する職場の安全衛生対策のプログラム「転倒リスク測定・からだチェック＆エクササイズ」を解決に役立てたいと考えていたという。一方、オアシスが販売するバランスボールを自治体職員が日常の健康増進として事務椅子代わりに使用する事例が増えていたことから、この2つを組み合わせ、転倒リスクの低減に繋げられないか実証実験のフィールドを検討していた。
そこで福岡市の公民連携の窓口である「mirai@」に問い合わせたところ、福岡市職員も同様に、45歳前後から、転倒などによる公務上の災害が増加傾向にあり、福岡市としても対策が必要であることから、福岡市職員を対象とした実証実験を行うこととなり協定締結に至った。
株式会社スポーツオアシス
https://www.sportsoasis.co.jp/
株式会社ルネサンス
https://www.s-renaissance.co.jp/
