株式会社COSPAウエルネス(本社:大阪市中央区、代表取締役:大友 康彰)は、フィットネスクラブ「コ・ス・パ」の4店舗(二条、京都リサーチパーク、長岡京、松井山手)が、厚生労働大臣認定の「健康増進施設」および「指定運動療法施設」の認定を取得したと発表した。これにより医療連携による新たなフィットネスサービスの提供を開始する。
同社は、「コ・ス・パ」ブランドでフィットネスクラブ、テニスクラブ、キッズスイミングスクールを運営するほか、24時間営業フィットネスジム「FITBASE24」「キュッパ」公共スポーツ施設の受託運営などを関西圏を中心に計64店舗展開している。今回の認定により、同社は企業が運営するフィットネスクラブとして関西エリアで最多の指定運動療法施設数となった。
今回の認定取得を機に、同社は「コ・ス・パ」が、医療費の増大や高齢化、生活習慣病の予防や改善が求められる社会情勢・課題を背景に「地域の健康を守る拠点」としての役割を担うと再認識し、医療と連携した「運動療法プログラム」を導入する。医師の運動処方をもとに、健康運動指導士が運動プログラムを安全かつ効果的に提供し、地域住民の健康寿命の延伸を目指す。

厚生労働省による「健康増進施設」制度では、運動型健康増進施設、温泉利用型健康増進施設、温泉利用プログラム型健康増進施設の3類型に分類された施設が認定対象となる。さらに、その中で一定の要件を満たした施設が「指定運動療法施設」として認定され、医師の指示に基づいた運動療法に係る利用料金が、所得税法第73条に基づく医療費控除の対象となる(医療費控除の対象には条件あり)
運動療法とは、運動によって病気や障害の治療・予防を行う方法であり、生活習慣病の改善に効果があるとされている。具体的には、中性脂肪や体脂肪の減少による肥満・脂質異常症の改善、血圧の低下による高血圧の改善、血糖値の低下や糖代謝の改善による糖尿病の改善、筋力や骨密度の維持による筋萎縮・骨粗しょう症の予防、ストレス解消によるストレス性疾患の改善などが挙げられている。

サービスの利用にあたっては、医師から運動処方箋を発行後、「コ・ス・パ」で運動療法を行い、実施証明書を医師に提出のうえ、確定申告により医療費控除を申請する流れとなる。「コ・ス・パ」では、健康運動指導士のスタッフがマンツーマンで運動メニューを作成・指導し、個別の健康状態や目標に応じたサポートを提供する。
コ・ス・パ
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