オンラインのフィットネス業界誌

Twitter Facebook
2020年10月16日 業界ニュース

JR東系ジェクサーが新業態「ジェクサー・ジム フラット」低価格型フィットネスクラブ市場に参入

JR東日本スポーツ株式会社はイオンモール柏に新業態「ジェクサー・ジム フラット」イオンモール柏店をオープンすると発表した。オープン日は2021年1月8日を予定している。

「ジェクサー・ジム フラット」の最大の特徴は低価格、フルタイム会員で2,900円という価格設定となっている。同社はオープンに先駆け、先着700名に対して入会金3,000円(税別)と月会費2ヶ月分5,800円(税別)を無料にする先行入会キャンペーンを実施する。

ジェクサー・ジム フラット イオンモール柏店 パース画像
ジェクサー・ジム フラット イオンモール柏店 イメージ画像
画像:JR東日本スポーツ株式会社プレスリリース
ジェクサー・ジム フラット イオンモール柏店 館内イメージ画像
ジェクサー・ジム フラット イオンモール柏店 館内イメージ画像
画像:JR東日本スポーツ株式会社プレスリリース

「ジェクサー・ジム フラット」のビジネスモデルは、いわゆる「バジェット型」と呼ばれるフィットネスクラブ業態の中でも低価格型に属することになる。

この低価格のバジェット型フィットネスクラブ業態は、おそらく現在のフィットネス業界において熾烈な競争が起きている業態の1つで、既に海外では低価格のバジェット型が市場を席巻している事例もある。

国内では既にアクトスが運営する「アクトスWill_G」(月会費2,700円〜)とJOYFITが運営する「FIT365」(基本月会費2,980円)が、この数年ハイペースで出店を行っており、既に2強の様相を呈している。今回ジェクサーはこの低価格型の市場に参入することになる。

JR東日本系の同社はグループシナジーを活かし、これまでアトレやルミネなど駅ビル物件への出店を重ねてきた。しかし今回オープンする低価格業態は「イオンモール」への出店となる。ここに同社の戦略性と意欲を感じることができるだろう。低価格型の市場はますます熾烈な競争が起きそうだ。