花王パーソナルヘルスケア研究所とサニタリー研究所は、最新の機械学習技術を用いて、2次元の動画を撮影するだけで3次元の歩行動作として詳細に解析できる「mGCC(mobile Gait Change Capture、エムジック)技術」を開発した。
同社はまず、このmGCC技術を幼児の発育発達研究の分野へと応用する。具体的には保護者がスマートフォンで幼児の歩行動画を撮影するだけで、歩行の発達を確認できる手法の開発に取り組んでいる。
今回開発したmGCC技術を用いることで、わざわざ計測装置を設置することなく、スマートフォンなどで日常的に幼児の歩行の様子を撮影するだけで、歩行動作の発達を知ることが可能となり、子どもの個性に合わせた支援や情報提供に役立てるとしている。
今後、同社グループは幼児以外にも成人や高齢者の歩行動作の解析にも本技術の応用範囲を広げる。「歩く」という視点からのQOLの向上や健康増進などを支援する研究および技術開発を進めていくとしている。
#花王
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