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2022年11月9日 業界ニュース

THE PERSON、企業向け健康経営サポート「からだの保健室」を開始

「THE PERSON」を運営するstadiums株式会社は、企業向けの健康経営サポートサービス「からだの保健室」をリリースし、三菱地所株式会社(以下、三菱地所)、全日空商事株式会社(以下、全日空商事)へ試験導入を実施した。

日本総研が2021年に行った調査によると、企業が抱える健康関連のコスト構造において身体の不調による生産性低下は77%も占めるという。主な原因は肩こりや腰痛、頭痛など。体の痛みによって気分が優れず、 作業能率が落ちることもある。

stadiums株式会社では、福利厚生を導入してもなかなか利用しない、健康に意識が向いていない人にも参加して欲しいという企業の人事・総務担当者の声を受け「からだの保健室」のスタートに至った。

からだの保健室は、企業・法人向けに提供するトレーナー出張型の身体ケアサービス。健康経営に欠かせない従業員の生産性向上のため、メディカル知識を持ったプロのトレーナーが、オフィスの空きスペースに出張ブースを設置し、就業時間中に駐在する。従業員は、業務のスキマ時間を活用して身体の悩みを解決するきっかけとなる「保健室」のように利用できる。

からだの保健室は、実施時間の間、いつでも利用可能。仕事の休憩時間程度(5分〜15分)で効果を感じられるストレッチやトレーニングなどのコンテンツを提供しているので、業務の間など、長い時間は確保出来ない従業員でも参加しやすい。1日の実施時間や内容は、企業ごとにカスタマイズが可能。限られたスペースで実施でき、スペースの広さによっても内容をカスタマイズできる。企業担当と協力しながら、トレーナーが現地で利用の呼びかけを行う。

サービスリリース前に、三菱地所・全日空商事の2社にて試験導入を行った。三菱地所では、社員に対してオフィス内で直接の声がけやサイネージ掲示を行い、通りすがりに見かけてトレーナーから声をかけられたことをきっかけに半数を超える参加者が受講した。社内評価も高く、出社率や生産性の向上が見込めたことから、前向きに本格導入を検討している。

全日空商事では、「通りすがり」に「短時間」で参加できるという特徴から試験導入に参加。実施後は、役員から若手まで、多くの参加者からポジティブな感想を受けた。短時間体験という仕組みが参加のハードルを下げ、パーソナルかつ丁寧な指導が、高い満足度に繋がったという。経営層にも改めて健康経営の重要性を考えてもらう良いきっかけとなった。

stadiums株式会社
https://www.stadiums.co.jp/