株式会社ルネサンスと株式会社スポーツオアシスは、福岡市と協定締結の元実施していた「バランスボールを活用した転倒災害予防実証実験」の効果検証結果を発表した。
実証実験の内容は、日常的に運動習慣がない40歳以上の職員100名(平均年齢52.0歳)の福岡職員を対象に、3ヶ月間スポーツオアシスが取り扱うバランスボールを事務椅子代わりに業務中に使用し、休憩時間等に同社が提供したバランスボールエクササイズを約3か月間実施するもの。2024年5月13日から8月25日まで行われ、5月と8月に4項目の評価テストを実施した。
評価方法(5月と8月に下記内容を実施)
・片足立ち上がりテスト:下肢筋力、バランス能力を評価するテスト
・座位ステッピングテスト:敏捷性を評価するテスト
・2ステップテスト:筋力、バランス能力、柔軟性等方向能力を評価するテスト
・質問紙によるアンケート調査(転倒・つまずき経験・腰痛、肩こり、膝痛の痛みについて)
効果検証結果として、日常的にバランスボールに座り、定期的にエクササイズを実践することで、下肢筋力、バランス能力、敏捷性の向上が確認され、転倒リスクの低減にも有意な成果が得られたとしている。特に片足立ち上がりテスト、座位ステッピングテスト、2ステップテストにおいて有意差が認められることとなった。

今後の展開については、本実証実験を通して得られた知見・エビデンスを活用して、全国の自治体職員・企業・健康保険組合に向けた職場の安全衛生の維持向上のための「バランスボールを活用した転倒予防プログラム」を両社で展開するとしている。
また、本実証実験で活用したバランスボールをはじめとするオアシスホームフィットネスが展開する健康グッズは、職場や家庭での効率的な運動に役立つものが多々あることを鑑み、今後も様々なプログラムとの組合せも検討していくとしている。
株式会社スポーツオアシス
https://www.sportsoasis.co.jp/
株式会社ルネサンス
https://www.s-renaissance.co.jp/