スポーツクラブ「メガロス」などを展開する野村不動産ライフ&スポーツ株式会社と、総合フィットネスクラブなどを展開する株式会社ティップネスは、2025年3月28日、業務提携に関する協定を締結した。
今回の提携により、両社は地域社会における課題解決やウェルネス向上への貢献を目指し、地域課題解消・健康経営支援の推進・子どもの学びと成長に関する取り組みで連携する。取り組みを通じて、自治体や企業、教育機関など多様なステークホルダーとの連携を強化し、フィットネス業界にとどまらない新たな健康支援モデルの確立を目指す。
具体的な連携内容として、野村不動産グループのネットワークを活用して地域の特性やニーズに応じた健康イベントを展開するなど「地域密着の健康支援」の実施。また、日本テレビグループの情報発信力を活かし、最新の健康トレンドや実践的なフィットネス情報を広く発信する「健康情報発信の強化」を行うほか、両社の会員基盤を活用してクラブ内外での交流機会を増やし「健康×つながり」の場を提供する「コミュニティの創出」などが挙げられている。
今回の業務提携に至る背景には、両社それぞれの強みがある。メガロスは、総合デベロッパーの野村不動産株式会社のグループ会社として、ティップネスはメディア企業である日本テレビ放送網株式会社のグループ会社として、それぞれ地域密着力と情報発信力を強みとして長年ウェルネス領域で事業運営を行ってきた。
また両社は、ともに首都圏をメインとした店舗網を有しており、首都圏での両社店舗数合計は170店舗が営業している。注力する店舗展開エリアが同じ両社が業務提携し、それぞれの強みを活かすことで、地域社会全体に健康と活力をもたらす包括的な取り組みが実現できると考え業務提携に至ったという。
野村不動産ライフ&スポーツ株式会社の代表取締役社長・小林利彦氏は、「社会の健康課題に共に挑む、『使命感あふれる協働』が始まります。両社のノウハウとネットワークを掛け合わせ、これまでにない新たな価値を創造します。まずは、自治体や企業との連携を深め、地域社会全体の健康増進を目指していきます。国民一人ひとりのウェルネスを支える『未来志向のパートナーシップ』に、どうぞご期待ください。」とコメントしている。
株式会社ティップネスの代表取締役社長・岡部智洋氏は、「30年以上フィットネス事業に尽力してきた両社が業務提携協定締結する事に、とてもワクワクしています。首都圏での店舗数は両社合わせて170店舗と最大規模になる事はもちろん、それぞれの知見や経験をベースに『生活者の方々に新たな付加価値を共創し提供』する事が可能だと確信しています。両社が力を合わせ、フィットネス事業領域に留まらない『地域・街のウェルネスライフサポーター』として進化していきます。」と述べている。
野村不動産ライフ&スポーツ株式会社は、「Life&」をスローガンにスポーツクラブ「メガロス」及びバイリンガル幼児園、アフタースクールなどを展開している。店舗数は直営店43店舗、指定管理施設12施設、バイリンガル幼児園2園、アフタースクール28校。
株式会社ティップネスは、総合フィットネスクラブおよび24 時間トレーニングジムを展開しており、店舗数は、直営店143店舗、フランチャイズ3店舗、受託施設(指定管理含む)11施設となっている。
野村不動産ライフ&スポーツ株式会社
https://www.nomura-re-hd.co.jp
株式会社ティップネス
https://www.tipness.co.jp/