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2023年3月17日 業界ニュース

「快活CLUB」フィットネス導入を拡大、今後3年で100店舗以上

株式会社快活フロンティアは、運営するシェアリングスペース「快活CLUB」でのフィットネスジムの導入を推進している。これまでは、2021年5月から快活CLUB四日市追分店内で導入の検証を行っていたが、ビジネスモデルの見通しが立ったため、今後の拡大に向けた最終検証として、藤沢六会店と長久手グリーンロード2店舗でグランドオープンする。

株式会社快活フロンティアでは、2019年より24時間営業のセルフトレーニングジム「FiT24」の運営を開始。FiT24は2023年2月時点で114店舗出店されている。これにより、フィットネスジム運営のノウハウが蓄積されたことと、気軽に体を動かしたいという初心者ニーズの存在を確認した。

快活CLUB藤沢六会店のフィットネスジムエリア

また、同社主力業態の「快活CLUB」は全都道府県に493店舗展開されており、同一商圏内に複数店舗が出店されているドミナントを形成されたエリアを多数有している。今後の成長を考えた際、ドミナントエリア内で新たなニーズの開拓とソリューション提案が課題になっていた。その課題に対し、ジムを導入することで、どの店舗でも同じ設備という状況から、店舗ごとの特徴を出すことが客層拡大につながると判断、その1つとしてフィットネス導入が有効な選択肢と結論付けた。

また、快活CLUBで緩やかにフィットネスを開始した客が、本格的なトレーニングに移行する際に、快活CLUBからFiT24に誘導することもできるほか、逆にトレーニングのペースを落としたい場合は快活CLUBを紹介するなどのシナジーも想定されている。そのため同社は快活CLUBへのフィットネス導入を今後も推進していくこととなった。

具体的な業績目標としても、2023年から3年間で100店舗から150店舗の快活CLUBにフィットネスを導入し、売上高も20億から30億円を見込んでいる。

株式会社快活フロンティア
https://kaikatsufrontier.co.jp/