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2023年2月10日 業界ニュース

ルネサンスが東急スポーツオアシスに資本参加、業界最大級グループ誕生

ルネサンスは東急スポーツオアシスの株式40%を取得、持分法適用会社にすることを本日の取締役会で決議、資本参加に関する契約書の締結を行ったと発表した。これにより、ルネサンスと東急スポーツオアシスの連結売上は業界最大規模になる。

東急不動産は、子会社である株式会社東急スポーツオアシスの事業を整理し分割する。3月31日(予定)に分割で新しく誕生する新東急スポーツオアシス社の株式40%をルネサンスが取得する。株式取得価格は現時点では非開示。残りの株式60%は東急不動産株式会社が保有する。

画像:株式会社ルネサンス開示資料より抜粋

フィットネス運営、ホームフィットネス、スポーツ施設の管理運営受託及びデジタルヘルスデザインの各事業を新会社(社名は変わらず、株式会社東急スポーツオアシス)に承継する。特定保健指導事業・ラクティブ事業は新会社に承継されない。

東急スポーツオアシスは、首都圏・関西圏を中心に直営32店舗(2023年1月末)の会員制フィットネスクラブを展開している。最近では「WEBGYM」などのソリューションを通じ、ホームフィットネス・デジタルヘルスデザイン事業も推進している。一方のルネサンスは、フィットネスクラブ、スイミング・テニス・ゴルフスクール等のスポーツクラブ事業を中核に、国内に直営107店舗(2023年1月末)を展開。

今回の資本参加が実現すれば、両者で国内140店舗規模となり、売上規模では業界最大規模の企業グループとなる。

今回の資本参加についてルネサンスは開示資料の中で「当社と目指す方向性が近く、フィットネス業界において、ホームフィットネス及 びデジタルヘルスデザイン事業のトップランナーであり、豊富なデジタルコンテンツ及びコンテンツ開発力等、当社と補完関係にある事業を有する新東急スポーツオアシスとパートナーシップを結 ぶことは、お客さまへの付加価値提供の強化ひいてはフィットネス業界という括りを超えた、より多世代、多様な方々の健康課題の解決のサポートが実現可能になると判断し、本資本参加を実施することといたしました。」とコメントしている。

新設会社「株式会社東急スポーツオアシス」への資本参加に関するお知らせ 
https://www.s-renaissance.co.jp/file.jsp?id=10027&y=&p=1&l=i