オンラインのフィットネス業界誌

Twitter Facebook
2023年7月10日 Sponsored

フィットネス動画のサブスク売上は月192万円、ソーシャルキャストが顧客調査の結果を公開

動画サイト構築システム「ソーシャルキャスト」を提供する株式会社ストランダーは、ソーシャルキャストを利用して動画サイトを運営している顧客の業績に関するデータを公表した。

今回の調査はソーシャルキャストで構築された動画サイトのデータを集計したもの。オンラインフィットネスや動画を活用した新規事業を検討している担当者にとっては、既存動画サイトの会員規模や課金単価の水準などが分かる有意義なデータとなっている。

データを見る上での前提として、ソーシャルキャストは有料で動画を販売するサイトの構築システムだ。動画販売による売上は、動画の単品販売、サブスク(見放題)プランによる販売、ライブ配信の有料チケットなど多岐に渡る。そのため今回の調査結果は「動画の単品販売」と「サブスク販売」の大きく2つに分けてデータを公表している。

また、できるだけ平均値におけるノイズを除き、実際の顧客像を理解してもらうため、突出して売上の大きい顧客サイト(月間の売上高が1,000万円を超えるもの)と、ほぼ稼働していない顧客サイト(月間の売上高3万円以下)は除いてデータ集計を行っている。

まずソーシャルキャストで構築された動画サイトの会員数を見ると、調査対象の顧客サイトの平均会員数は1,847人となっている。フィットネス・トレーニング業態の動画サイトの平均会員数は1,772人となっており、全体平均を下回る結果となった。

しかし、フィットネス業態の動画サイトが儲からないと決めるのはまだ早い。

フィットネスは他業態に比べ高単価で課金されている

次に売上に関するデータを課金形態別に集計したものを見ていく。

・動画の単品販売での売上
・サブスクリプション販売での売上

動画の単品販売データを見ると、全体では月に平均101本を販売、売上平均は59.5万円となった。フィットネス・トレーニング業態の平均は月76本、売上平均は50.6万円となり全体平均を下回った。

ただ単品販売の動画単価は全体平均の5,897円に対し、フィットネス・トレーニング業態の平均は6,666円となり上回っている。つまりフィットネス関連の動画は他業態の動画に比べ、高く販売できていることが分かる。

月間の売上50万円〜60万円で利益が残るのか疑問に思う読者もいるかもしれないが、ソーシャルキャストの利用料金は月額定額制だ。売上に対する手数料やユーザー数に応じた従量課金も発生しないため、利益が得やすい料金体系になっている。

次にサブスク売上を見ると、全体のサブスク契約数の平均が716件であったのに対し、フィットネス・トレーニング業態の平均は397件と大きく下回っている。その一方で、サブスク売上の平均額で見るとフィットネス・トレーニング業態が全体平均の130.3万円に対し192.6万円と60万円近く上回る結果となった。

またサブスク課金単価の平均でも、フィットネス・トレーニング業態は全体平均の1,820円に比べ、4,852円と大きく上回った。こちらについても動画の単品販売と同じく、高い単価でコンテンツを販売できていることが分かる。

すべての項目を比較すれば、フィットネス・トレーニング業態の動画サイトが他業態の動画サイトに比べて高い単価で動画コンテンツを販売できていることは一目瞭然だ。

他業態は低単価になっているため、より多くの会員を集める必要があるのに対して、フィットネス・トレーニング業態は相対的に高単価で課金ができるため、少ない会員数でも十分な売上を立てることができる。これは集客コストも他業態の動画サイトに比べ低く抑えられる可能性があることを示唆している。

ソーシャルキャストを提供するストランダー社によれば、フィットネス・トレーニング業態の中で高い収益を維持している顧客の中には、実店舗で人気のインストラクターやスタジオプログラムを抱え、実店舗に来られない消費者の受け皿として動画サイト(オンラインフィットネス)を運営していることも多いという。

それ以外にも、通常のサブスクプラン以外に「●ヶ月の連続講座(●ヶ月 × 月額会費)」のようなサブスクと単品販売の中間に位置するプランで売上を伸ばしている顧客もいるという。オンラインフィットネスの成長余地はまだ大きく残っているようだ。

ソーシャルキャストの資料請求・ご相談はこちらから

ソーシャルキャストは、ビデオレッスン、ライブレッスンの配信・販売が可能で、決済、ユーザー管理、メール配信までワンストップで実現可能なシステム。販売手数料やユーザー数による従量課金等はなく、利用料金は月額固定費で安価である点が評価され、導入実績は350社を超えている。

また、本稿で取り上げたような動画事業に対する知見やノウハウ、データをもとにクライアントが実現したいビジネスモデルの相談から開発まで対応可能だ。資料請求・見積り・相談などは下記のリンク(ソーシャルキャスト公式サイト)から気軽に問い合わせしてみてほしい。

ソーシャルキャスト公式サイト
https://socialcast.jp/