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2023年10月18日 業界ニュース

カーブス、千葉大学予防医学センターと「サーキット運動の社会保障費抑制効果」を共同研究

株式会社カーブスジャパンは、千葉大学予防医学センターと「女性専用運動施設における社会保障費用抑制効果に関する共同研究」を開始する。本研究では、サーキット運動実施者と地域在住高齢者(共に65歳以上の女性)を比較し、サーキット運動の介護予防・社会保障抑制効果を検証する。

高齢化に伴う要介護高齢者の増加、介護期間の長期化など、介護ニーズの増大などが予測される中、厚生労働省は介護予防事業の一環として、高齢者が身近な場所に集まり、交流などを楽しむ「通いの場」を中心とした地域づくりによる介護予防を推進している。

また内閣府で推進している成果連動型民間委託契約方式(PFS:Pay For Success)の導入が介護予防分野でも広がりを見せており、通いの場の運営や介護予防分野における民間企業の参画が進むにあたり、民間企業における介護予防事業に関する科学的根拠が必要とされていることが本研究の背景となっている。

サーキットトレーニングの例(カーブスHP掲載)

カーブスで提供しているような「筋力トレーニング」「有酸素運動」「ストレッチ」を組み合わせたサーキット運動は、これまでに2型糖尿病の予防効果、認知機能向上、身体活動量・心肺機能向上、痛み・日常生活機能の改善についての運動効果が実証されている。

一方で、介護予防領域の成果指標である要支援・要介護認定や社会保障費用については未だ検証されておらず、本研究の開始へと至った。研究期間は2023年11月〜2026年3月末を予定している。

株式会社カーブスジャパン
https://www.curves.co.jp/company/