株式会社ルネサンスは、福岡市と「災害時における徒歩帰宅者支援に関する協定」を締結した。本協定を通して、双方の連携と協力により、災害時の地域住民への支援に取り組む。
本協定締結の背景として、福岡市では警固断層帯直下型地震が発生した場合、最大約19万人の帰宅困難者が発生すると予測されている。そのため、特に多くの帰宅困難者が見込まれる天神・博多駅周辺地区において、官民が連携して帰宅困難者対策に取り組んでいる。
特に「災害時における徒歩帰宅者支援に関する協定」により、災害時に救急・救助活動が落ち着いた後に帰宅困難者の徒歩帰宅を支援するため、可能な範囲で水道水の提供、トイレの使用、ラジオ等で知り得た通行可能な道路の情報等を提供する災害時帰宅支援ステーションが求められている。
これらの背景を受けルネサンスと福岡市が協議を重ねた結果、ルネサンスが福岡市内で運営している「スポーツクラブ&スパ ルネサンス 福岡大橋24」「スポーツクラブ ルネサンス 福岡香椎24」「スポーツクラブ ルネサンス 福岡西新24」の3施設は、いずれも郊外に位置しており、また付帯設備においても「災害時帰宅支援ステーション」に適していることから本協定を締結に至った。この3施設は「災害時帰宅支援ステーション」に登録された。スポーツクラブの登録は福岡市内では初の事例。
ルネサンスは、今回締結を行った福岡市以外にも、災害時の施設活用に関する協定締結を全国の各自治体と進めており、直近では岐阜県本巣市と「災害時における施設開放及び運動支援に関する協定」を締結している。本巣市では、災害時の臨時避難所として施設の一部及び設備を開放し、また避難者に運動支援を行うことで、避難中の健康維持を図る支援を行う予定をしている。
福岡市「帰宅困難者対策について」
https://www.city.fukuoka.lg.jp/bousai/bousaibooklist_2.html
株式会社ルネサンス
https://www.s-renaissance.co.jp/
